美しいストックヤード
 
山之内製薬株式会社
総務部 環境保全室 飯島 壽美子

 
山之内製薬の取材の途中、地階のストックヤードを拝見しておどろいた。とても、キレイ。機密書類、紙、金属、ガラス等10種に分別された資源がパイプカーゴに入れられ整然と美しく並んでいる。そして、ごみはほんの少し。聞けば「うちの小松課長がいつも言うのは、きたない所ほどきれいにしよう、これはごみでは無く資源で、回収会社さんにとっては商品なのだから」とのこと。なるほど、この整理整頓された美しさは、同社のリサイクルへの取り組みそのままの姿なのだと感じた。
 
眠らない委員会
「オフィス町内会の発足時から参加させてもらって10年。現在、この本社地区4つのビルの古紙のリサイクル率は87.2%で、都からも高い評価をいただいています。前任者の地道な努力の成果だと思っています。はじめはクレームやトラブルも多く、時間をかけ、一人一人と膝を交えて話し合ってきました。役職に関係なく皆同じレベルでこまめな対応をしてきました。
当社では各部署からリサイクル委員が一人ずつ選ばれ、年末の大掃除前と必要に応じて開催する40名ほどの委員会を年数回行っています。眠らず機能している委員会をめざし、継続的なリサイクル活動の原動力としてきました。」
 
古紙は腰にくるから
「来年からペットボトルの回収に取り組むため、現在、発生量等の調査を行っています。また、BOXの変更も検討中でして、従来のBOXと現在の分別態勢がそぐわなくなってきた点があることと、紙は結構な重量になるので、清掃会社のスタッフの皆さんのご苦労を少しでも軽減するためです。清掃の仕事って、けっこう腰にくるんです。資源分別は、清掃会社の仕事の質によるところが大きいと思います。うちのスタッフの方々は、集めたごみに手をいれて、分別できる資源をそこから拾い上げることまでしてくれています。
おかげで、本社地区ではリサイクルの取り組みが定着しました。これからは、全国100カ所以上の支店・営業所にもこのリサイクルの輪をひろげて行くことが目標です。」
〈平成13年 会報13号より抜粋〉

 

 


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