さあ、肩の力を抜いてリラックス
 
株式会社アブアブ赤札堂
総務部 総務課 課長 小川一郎

 
リサイクルは母の声
「リサイクル活動を担当していると、地道に継続することの大切さを実感します。そのためには、肩の力を抜くことがコツかなと思います。当社が分別ボックスに段ボール箱を使っているのもそういうことです。コスト的に力んでも活動が続かなければしようがありませんから。リサイクルを楽しめるよう、分別ボックスの所には『紙はリサイクル・紙源にもどしましょう』なんていうダジャレのキャッチフレーズを貼ったりもしています。それから、ああしろこうしろと言うことばかりに力を入れずに、自分で率先してやることも大事ですね。窓付き封筒のセロファンを剥がして分別するなど、はじめは『こんなことするの?』でしたが、何回かやって見せることでやるようになります。リサイクルは、朝起きて歯みがきして顔を洗うようなものですよね。毎日の習慣にしてしまえば特別なことではなくなることです。思えば、私たちは子供の頃、母親から『物を大切にする気持ち』『もったいないと思う気持ち』『かたずける気持ち』を知らず知らず教わってきました。リサイクルの根本にあるのはそういう普通の生活感覚ではないでしょうか。」
 
リサイクルは皆さんの声
「当社の古紙回収量は本部事務所だけなので月平均280キロほどですが、18店のスーパーマーケットでは、古紙以外の資源回収にも取り組んでいます。昨年1年間の回収量は、食品トレー14トン、牛乳パック33トン、ペットボトル41トン、流通用のプラスチックハンガー23トン、天ぷら油89トンです。このうち牛乳パックは売却代金をリサイクル事業に活用していただくために地元の自治体のリサイクル基金に寄付しています。
店頭でのリサイクルは、『資源回収をやってください』というお客様の声から始まりました。みなさん捨てずに、きちんと分別して持って来てくれます。お客様の声に教わることも少なくありません。リサイクルに関して、いちばん実践的で進んでいるのは、世の奥様たちではないでしょうか。これからも、地域の皆さんと共にリサイクルの輪をひろげていきたいと思います。」
〈平成14年 会報14号より抜粋〉

 

 


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